2022年は土方巽が11972年アートシアター新宿文化で舞踏公演「四季のための二十七晩」の中で「疱瘡譚」を上演してから50年目の年に当たります。

太平洋戦争の敗戦から25年、欧米の物まねに終始していた日本の文化芸術界において、貧困、病苦、死をテーマに衰弱体という、誰もが目を背けるような肉体の踊りを舞台にした作品に人々は衝撃的な驚きを覚え、生死の極限を目の当たりにして、崇高なまでの精神的感動に震えました。

 

今日、舞踏は能、歌舞伎と並んで日本発の芸術として、世界中の人々に研究され、多くのダンスシーンにも取り入れらています。

1960年代から土方巽やその弟子たちに密着して、写真を撮り続けてきたフリーカメラマン

小野塚誠の写真の中から、土方巽に関する写真を選び展示します。

アジアトライAKITA千秋芸術祭2022は海外ゲストを招聘し、有観客にて開催します。

※ライブ配信はございません。


アジアトライAKITA千秋芸術祭2021パンフレット(画像クリックで大きく見ることができます)

アジアトライAKITA千秋芸術祭2021は無観客開催になりました。 全公演ライブ配信しますので、YOUTUBEでご覧ください。


9 月4 日 
https://youtu.be/MndDMWR0IdM 
9 月 5日 
https://youtu.be/rwwbqFKImc4 

5年目を迎える踊りの祭典「アジアトライAKITA千秋芸術祭」を、今年は「新しいカタチ」で開催します。

9月4日と5日の午後2時から、動画配信サイトのYouTubeにて、千秋公園の舞台から無観客のライブ配信をします。舞踏、アキタ民謡、バリ舞踊、アフリカ太鼓、西馬音内盆踊り、そして野外舞台でのアートプロジェクションといった、例年以上に豊富な内容を無料でお楽しみ頂けます。

また、「新しいカタチ」での開催を応援頂くために、FAN AKITAにてクラウドファンディングの募集も行っております。イベントの詳細や視聴方法、クラウドファンディングの支援方法は、「ファンあきた アジアトライ」でご検索下さい。

秋田から土方巽を忍ぶ・「土方巽没後34年」 暗黒舞踏の夜25夜 「種まく人」と「病める舞姫」 佐々木久春 講演会

講師|佐々木久春 「病める舞姫」 語りと踊り 出演:秋田の身體 2021年1月24日(日)
開場16時 開演16:30時~19時 入場料|1,500円 学生700円(資料代含む)
会場|ココラボラトリー(秋田市大町3丁目1-12 川反中央ビル1F)

主催・連絡先|NPO土方巽記念秋田舞踏会・☎018-864-1179 ✉hijikata-akita@live.jp


アジアトライAKITA2020オンライン芸術祭

今年は映像と動画で開催します。
主催:NPO法人土方巽記念秋田舞踏会
共催:アジアトライ秋田実行委員会
AANF協賛事業
Whani Daimawan
wendy HS
ホワイトダイス
Bimo Dance Theater
愛 和気&Art23
千葉郁子
武内靖彦
Jocelyne Montpetit
藤條虫丸・阿羅漢キッズ
上杉満代
Nina Dipla
Sin Cha Hong
Werner Sasse
永守輝如
神原ゆかり
浅野修一郎
小野輪太郎
ちゃらぽこ
花名-kanna kai jones
リマ・マハラザン
CRESTA y Duende
Giri Kencana
久世龍五郎・亜紀
ヒグマ春夫
西馬音内盆踊り
舞踏舎 天鶏
舞踏派ZERO↗
三東瑠璃
渡部 悠
ホムンクルス&和田繭子
三浦一壮
小林嵯峨&谷川俊之
雪 雄子
Nani topen Losari
Rianto Ddc
秀島 実
酒井エル
長岡ゆり
舞踏正朔
Hu Chia胡嘉
Nadtayasin
Naia Amwaj
Rama Simon
福士 正一
今野日音琉&佐伯モリヤス
阿部歩
石原耒
多田正美
小松アニー
男鹿和太鼓愛好会
秋田大学付属中学校合唱部
ひびきみか
Dewandaru Dance Company
和栗由紀夫
大野慶人
コメンテーター
曽我傑・阿部歩・三宅良美
映像
阿部秋夫・銭谷均・菅野証・小森一太・松野輝大

 


写真展示会 東北歌舞伎計画 秋田公演 舞踏のある風景 土方巽の秋田市

2020年 8月11日(火)~8月28日(金)

秋田市役所・市民ホール

開催時間9:00~17:00(平日のみ)

土方巽が九日生として過ごした故郷、秋田市とはどんな場所だったのか?
…世界の前衛芸術・舞踏の創始者として有名な土方巽は昭和三年、秋田市で生まれ二十年の歳月を過ごしている。原風景となった師の故郷で踊る直弟子と舞踏家達の軌跡…
田んぼの向こうに街中が霞んで見える。小学校があり、大学があり、西洋建築の銀行があった。花街があり、繁華街があった。港があり、教会があった 県都秋田市の郊外にあり、自然豊かな農村地帯と県都の佇まいとにぎわいの狭間の中で多感な少年は何を思い考えたのか?        
 昭和初期から積み上げてきた人々が醸す空気のようなもの、身体や心の記憶のようなものが現代の秋田市とこの地に住む人々と、土方巽の教えを受けた舞踏家の肉体の影から浮かび上がってきた時、この街の時空間に潜んでいる土方巽が現れるかも知れません。

主催・連絡先| N P O 土方巽記念秋田舞踏会☎ 0 1 8 - 8 6 4 - 1 1 7 9

 

✉ h i j i k a t a - a k i t a@l i v e . j p  後援: 秋田市


【延期】土方巽生誕92年祭 土方巽を取巻く文学者たち三島由紀夫編 嘉藤晋作講演会

3月7日(土)➡10月4日18時半~
入場料|2000円 学生1000円(食事代含む)
会場|ココラボラトリー(秋田市大町3丁目1-12 川反中央ビル1F)
主催・連絡先|NPO土方巽記念秋田舞踏会・☎018-864-1179 ✉hijikata-akita@live.jp

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土方巽記念秋田舞踏会‎暗黒舞踏の夜23夜 池田香代子講演会、神原ゆかり・浅野修一郎公演


2019年6月、渡部幸四郎亭で開催された神原ゆかりさんのダンス公演
浅野修一郎さんの三味線が冴え渡り、神原さんが踊り狂い、皆さん息を呑んで見つめていました。
2020年1月25日、あの日の感動を再びお送りします。

会場:秋田市にぎわい交流館3階ミュージックホール1 開場18時、入場料 1,200円 懇親会 20時から 4階和室 参加費 1,000円

1月25日の土方巽の33回目の命日を記念して、開催される「秋田から土方巽を忍ぶ」
今年はベストセラーになった「ソフィーの世界」「世界がもし100人の村だったら」の翻訳者として有名な池田香代子さんをお招きして「アスベスト館の日常ー思い出の土方巽」という講演を行います。

池田香代子さんはドイツ文学者で古今東西の異端的、暗黒的芸術の紹介者として知られる種村季弘氏が東京都立大学で教授をされていた頃の生徒でした。
池田香代子さんは種村季弘氏の薦めで、やく半年間に渡って、土方巽のいるアスベスト館に通うという体験をしました。

池田香代子さんの恩師、種村季弘さんは土方巽の友人であり、これ以上ないほどの理解者でした。著書の「土方巽の方へ」を始め、土方巽全集」「土方巽舞踏大鑑」など、土方巽関係の書籍や映像の編集に携わっております。


Photo Exhibition: A Tribute to Tatsumi Hijikata's "Ailing Dancer"

Photography Exhibition
A Tribute to Tatsumi Hijikata's "Yameru Maihime (Ailing Dancer)"
November 5 - November 27, 2019
Admission: Free
Exhibition Hours: Monday-Friday 10am-7pm, Saturday 12-5pm, Closed on Sundays
***Opening Event with Special Guests’ Talk & Butoh Performance***
Tuesday, November 5 @7pm

Six well-known Japanese Butoh dancers brought to life the ghosts rising out of the legendary essay “Yameru Maihime (Ailing Dancer)” , written by Tatsumi Hijikata in Akita, where the story developed during the years 1935-1938.

The photo book was published in Japan last year in order to celebrate the 90th anniversary of Hijikata's birth and to pay tribute to his unprecedented work. The photos were taken by Masahiko Taniguchi who has worked closely with many Butoh dancers in Japan. This exhibition will feature a selection from Taniguchi’s photo book, which has never been shown in the U.S. before as well as some of archival images of Hijikata.

The opening night of the exhibition will include Butoh performances by local dancers and an special talk: "Remembering Hijikata" by guest speakers.

BUTOH創始者:土方巽「病める舞姫」写真展を秋田から米LAへ


日本発祥・世界に広がった舞踏(BUTOH)の創始者「土方巽」

 

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こんにちは。秋田が生んだ舞踏の創始者、土方巽(ひじかた・たつみ)の顕彰活動と舞踏の発展に取り組む「NPO土方巽記念秋田舞踏会」です。

 

日本発祥の前衛的なダンスである舞踏の創始者、土方巽は1928(昭和3)年秋田市に生まれ、20歳まで暮らしました。20世紀後半、日本発の新しい芸術として「BUTOH」は海を超えて世界に広がり、センセーションをまき起こしました。

 

現在も世界中に多くの舞踏家、研究家、愛好家を輩出し、バレエやコンテンポラリーダンスなどにも大きな影響を与えています。

 

土方巽『四季のための27晩』 写真:銭谷均

 

私たちは2013年設立以来、秋田を舞踏と土方巽の世界的な拠点とするために舞踏、ダンス、美術、音楽、などジャンルを超えて様々な文化芸術活動を行ってきました。


2017年からは秋田市内で世界各国・日本各地から参集したアーティストと地元パフォマー100名が共演する「アジアトライAKITA千秋芸術祭」を開催するなど、活動範囲が広がっています。

 

2018年10月に開催された「アジアトライAKITA千秋芸術祭」の様子 写真:銭谷均

 

そしてこの度2019年11月に、2018年に私たちが作成した土方巽『病める舞姫』を元にした写真集をもとに、アメリカ・ロサンゼルスで写真展を開催することになりました。

 

ぜひ皆さまからの想いのこもった資金で、この土方の作り上げてきた芸術性や継承の意義を世界に伝えていきたいと考えています。応援をお願いします。

 

 

土方巽が書きあげた『病める舞姫』。
そして彼の舞踏を引き継いだ舞踏家たちによる
写真集。

 

■土方巽著『病める舞姫』(1983)について

 

土方巽には舞踏の原風景とも言える『病める舞姫』という著作があります。昭和初期の秋田市の風物や市井の人々の暮らしぶり、幼少期の自身の心のありようなど、克明に綴ったこの本は舞踏譜であり、創造のための指南書であり、優れた文学書ですが、難解な本としても有名です。

 

土方巽が雑誌「新劇」に『病める舞姫』を1年半にわたる連載の形で発表したのは1977年から78年にかけてです。様々な話題作の構成や演出等で精力的な活動を続けていた最中、書斎に積み上げられた本に埋もれるようにして想を練り上げ、弟子や編集者に口述筆記させたものです。

 

 

■写真集『原作 土方巽「病める舞姫」東北歌舞伎計画秋田公演』(2018)について

 

私たちは5年にわたり、土方巽とその舞踏を知るために、毎週1回の会合を持ち『病める舞姫』の解読を行い、イベントや月例会毎に朗読と解読の発表を行ってきました。
土方巽と舞踏は今や世界の一代潮流といえるほどの隆盛をみせていますが、その原風景となった『病める舞姫』や生地、秋田市のことはあまり知られていません。

 

私たちはもはや古典芸術と言える分野に達した舞踏を今後さらに発展させていくためには、彼の舞踏を引き継いだ直弟子や関係の深い舞踏家たちの存在を強くアピールする必要があると考えました。 

 

 撮影風景。秋田市郊外下北手にて


また舞踏の原風景『病める舞姫』に描かれた、空白の秋田時代を明らかにすることが、本当の意味で土方巽の芸術、人生観を理解し、舞踏の今日的な意義を考えるうえで欠かせないと思うようになりました。

 

そこで、『病める舞姫』を元にした写真集を作成することにしたのです。舞踏第一世代と言われる舞踏家たちが元気なうちに、決行する必要があると思い立ちました。


2017年6月から11月にかけて、世界的舞踏家があいついで土方巽の生まれ故郷秋田市を訪れ、写真家、谷口雅彦氏の撮影に臨みました。和栗由紀夫、雪雄子、大野慶人、小林嵯峨、山本萌、白榊ケイいづれも土方巽の薫陶を直に受けた舞踏家たちです。


写真集書影。『原作 土方巽「病める舞姫」東北歌舞伎計画秋田公演』

 

土方巽亡き後、舞踏の真髄を伝えてきた舞踏家達の個性的な存在感と舞踏の原風 
景となった秋田市の佇まいや空気感
が伝わってくる後世に残る貴重な一冊です。 
土方巽が自身の芸術、思想、哲学と舞踏に関する考察のすべてを込めたという『病める舞姫』の文章の魅力もぜひ味わっていただきたいと思います。

 

この本は研究者や評論家の方々にも価値を認めていただいています。

 

まず最初に感じた印象は、この写真集には、秋田の魂がある、ということでした。 
米山さん始め、写真家そして制作にあたった方々の情熱と誠実さがひしひしと伝わってきました。 
これを第一歩にしてさらなるみなさまの活躍を心よりお祈り申し上げます。 


中村文昭氏詩人(日本大学芸術学部名誉教授 ) 

 

 

『病める舞姫』は難解と言い続けられて来ました。また批評家の合田成男さんによる丹念な勉強会も懐かしいですが、さすがに秋田の土方さんのご親戚でもある米山伸子を中心とした勉強会での読み解きは、秋田の風土のことにも、土方さんの秋田での人間関係にも敏感ですから、『病める舞姫』も、とうとう読み解かれたという水準に達しているのではないでしょうか。宣伝文ではない精神で、私はこれを書いています。    

原田広美(舞踊評論家)

 

念願の海外進出。
『原作土方巽「病める舞姫」』写真展をアメリカ・ロサンゼルスで。

 

この度、11月にロサンゼルスで開催されることとなった写真展は、土方巽がまだ存命の時、BUTOHの聖地とも言われたアスベスト館で芦川羊子氏から舞踏の指導を受けていた、ロサンゼルス在住のカナ カイ ジョーンズ氏が現地での展示会を強く希望されたことから、実現しました。 

 

写真集刊行の時から海外での展示会を考えていた私たちにとって、これは願っても無い機会です。


会場のジャパン・ファンデーション・ロサンゼルス(国際交流基金ロサンゼルス日本文化センター)はハリウッドに近く、西海岸最大級規模の美術館ロサンゼルス・カウンティ美術館が目と鼻の先にある、文化的なエリアにあります。。今回の写真展ではアメリカの研究者やダンスファンだけでなく、土方巽が残した今こそ求められる芸術思想を広く届けたいとも考えています。

 

展示について
・開催場所:ジャパン・ファンデーション・ロサンゼルス

  アメリカ合衆国カルフォルニア州ロサンゼルス市
  
https://www.jflalc.org/

・日程:2019年11月2日〜11月30日

 

ロサンゼルスでの展示会の後、ニューヨーク、サンフランシスコ、南米各地などを巡回予定もあります。

 

今回のロサンゼルスでの展示会は世界中の舞踏愛好家と研究者の期待に応え、土方巽の舞踏が日本由来の芸術文化として弟子たちによって継承され未来に繋げられていることを知っていただき、そして舞台となった秋田市の自然と文化と暮らしが醸しだす空気感にも触れていただいて、土方芸術の新たな視点を与える機会になることを願っています。

 

 

継続した顕彰活動へ。土方の魂を世界へ伝播させるために。


写真展示のためには会場費、会場設営費、広告宣伝費、運搬費などが掛かります。その部分は自費や助成金で賄えるのですが、パネル製作に多額の費用が掛かるので、その分をクラウドファンディングで募集したいと考えています。

 

・写真パネル製作費:100万円
・展示会経費: 40万円
・ゲスト出演費:20万円

・その他経費: 20万円

・合計:180万円

 

パネルを作ることができれば、ロサンゼルスのみならず、多くの場所で展示会を開催できることとなります。舞踏家は世界各地におり、今後もフランス、韓国、インドネシアなどで開催を計画しています。

 

まずはパネル製作費にあてる70万円を目標に、ぜひ皆さまのご支援でクラウドファンディングを成功させ、より良い写真展を作り上げたいと考えています。どうぞ応援をお願いします!



写真集「土方巽原作『病める舞姫』東北歌舞伎計画秋田公演」ー写真谷口雅彦発売中

土方巽の生地秋田市を舞台に直弟子達の写真集を刊行しました。

大野慶人、和栗由紀夫、小林嵯峨、山本萌、白榊ケイ、雪雄子、生前の土方巽の薫陶を受けた世界的舞踏家たち、鬼才谷口雅彦撮影、宮古美智代デザインによる記念すべき写真集です。

 

定価 4,800円(税込5180円)

連絡先 hijikata-akita@live.jp

電話 090-9033-8022(米山)


お知らせ一覧

土方巽「病める舞姫」写真化プロジェクト―土方が生まれた秋田に直弟子が集結!懐かしい景色の中で舞踏家たちが妖しくうごめく写真集を刊行します

病める舞姫についてはこちら(土方巽の著書「病める舞姫」に因んだブログです。)

土方巽生誕90年を記念して

秋田が生んだ舞踏の創始者・土方巽の顕彰活動と舞踏の発展に取り組む「NPO土方巽記念秋田舞踏会」の代表・米山伸子と申します。近年は秋田県内で舞踏イベントが頻繁に開かれるようになり、海外でも「BUTOH」として広く知られ、土方再評価の機運が高まる中、今年は生誕90年という節目を迎えました。

私たちは舞踏家・土方の表現の源泉ともいえる故郷・秋田市を舞台にした写真集の刊行を計画しています。その制作・印刷にかかる費用の一部をFAN AKITAを通じて多くの方々からご協力いただきたいと考え、「土方巽『病める舞姫』写真化プロジェクト」を立ち上げました。

土方巽とは

1928年秋田市生まれ、秋田工高卒。日本独自の身体表現である舞踏の創始者として世界的に知られる。
1946年、秋田市駅前にあった増村克子(江口隆哉門下)モダンダンス研究所で学び、1947年初めて上京。1959年に三島由紀夫の小説をベースにした「禁色」を発表し、舞踏家として新たな身体表現を切り開く。代表作は「肉体の叛乱」「四季のための二十七晩」「静かな家」「ばら色ダンス」など。

「病める舞姫」「美貌の青空」「犬の静脈に嫉妬することから」など関係する著書も多い。後進の育成にも力を入れ、麿赤兒、田中泯、和栗由紀夫、玉野黄市、芦川洋子、小林嵯峨、山本萌ら数々の舞踏家が土方のもとを巣立っていった。1986年、57歳で死去。

謎の著書「病める舞姫」を写真化

写真集のテーマは土方が1982~83年にかけて書いたエッセー「病める舞姫」の世界観を直弟子の舞踏家たちが再現することです。「病める舞姫」は土方が自らの少年時代の体験と秋田市の情景を独特の言葉と文脈で紡ぎ、新しい舞踏譜の創作を試みた作品です。

土方の芸術観、思想、死生観など創作のためのヒントがたくさん詰まった、土方研究には欠かすことのできない重要な著作です。その一方、二重三重の含みを持つ独特の言い回しと秋田の人でなければ解らない生活感覚が複雑に絡み合っており、一読しただけでは迷路に迷い込んでしまったような感覚に陥る難解な本としても有名です。

私たちはこの作品の解読を続ける中で、土方がその舞踏人生の中でワラシ(子供)だった米山九日生(よねやま・くにお=土方の本名)に立ち戻り、新しく羽化しなければならぬと悟ったときの記憶が記されていると確信するようになりました。
 
世界的に評価される舞踏という身体表現の源風景である「病める舞姫」。土方は農村と都会の文化が混在している生まれ故郷の秋田市からどんな影響を受けて、世界を震撼させるような革新的な芸術を生んだのか。プロジェクトに参加した写真家、舞踏家たちと一緒にその秘密に迫りたいと思っています。

 

 

秋田に集まった舞踏家と写真家

写真集の刊行を目指して、昨年の2017年6月から10月にかけて5回にわたり撮影会を行いました。モデルとなってくださった主な舞踏家は大野慶人、和栗由起夫、小林嵯峨、山本萌、白榊ケイ、雪雄子の各氏。いずれも土方の影響を強く受けた舞踏第一世代を代表する世界的な踊り手です。
 
撮影は舞踏家の撮影経験が豊富な写真家でドキュメンタリー映像作家の谷口雅彦さんにお願いしました。主な撮影場所は旧金子家、赤レンガ郷土館、旧松倉家、秋田工業高校、アトリエももさだ、秋田港など。市民には見慣れた風景に異物として紛れ込んだ舞踏家たちは、何気ない日常にこそ本当の舞踏があること、土方巽の舞踏が確かに継承されていることを証明してくれました。

日々の暮らしを脅かすように非日常が投入されて見えてきた「病める舞姫」の世界。豊かで多様な秋田市の風景と日々の暮らしを再確認するとともに、懐かしくも芸術的な数々の写真を撮影することができました。

 

急逝された和栗由起夫さんの姿

和栗由起夫さんは、秋田市で行われた撮影から4カ月後の昨年10月、すい臓がんにより65歳で亡くなりました。死期を間近にした鬼気迫るその姿を谷口さんのカメラが余すことなくとらえています。さまざまな機会に当NPOへ協力してくださった和栗さんの冥福を心からお祈りするとともに、写真集をその魂にささげたいと思います。

 

写真集は9月完成予定

写真集はA4版160ページ(うち写真140ページ)で「病める舞姫」抽出文付き。秋田市出身の東京で活躍するアートディレクター宮古美智代さんに編集をお願いしています。
 
写真集とともに、秋田在住の有志が4年の歳月をかけて「病める舞姫」を解読した成果をまとめた「読み解き・病める舞姫」も刊行します。「舞踏は本当の生活を探す一方法である」という土方の言葉に導かれながら、昭和初期の秋田市の様子を九日生少年になった気持ちでイメージしたことをつづりました。土方と舞踏の研究への参考にしていただければ幸いです。
 

ご支援へのお返し

写真集の市販価格は5,184円(税込み)です。FAN AKITAでは5,000円以上の支援のお返しに写真集が含まれています。また解読本「読み解き・病める舞姫」(定価2,160円・税込み)を含むお返しも用意しています。ご購入を検討される方は、ぜひFAN AKITAをご利用ください。
 

最後に

「病める舞姫完全写真化計画」は昨年1月、写真家、谷口雅彦さんにお会いしたことから、一気に具体化しました。この度の写真集、解読本の出版が土方巽、舞踏、病める舞姫の研究と秋田市の芸術文化、観光の推進の一助になることを願っております。
 
故和栗由紀夫さんはじめ舞踏家の皆様のご協力はもとより、私どもの趣旨をご理解下り、応援して下さいました行政、秋田市民、県民の皆様に心より感謝申し上げます。



世界の舞踏家土方巽を生んだ秋田を舞踏の聖地に。

土方巽とは何者か?秋田に生を受けた米山九日生が舞踏の創始者「土方巽」へと明化し、昇華したエナジーの源、故郷「秋田」のありようを、ひとりの男の生きざまと、ひとつの風土をキーワードに、その業績を顕彰し、考える。

 Pamphlet
パンフレット

NPO土方巽記念秋田舞踏会パンフレット

(画像クリックでパンフレットが読めます)

今年のイベントパンフレット
今年のイベントパンフレット

舞踏のふるさと病める舞姫を旅する

発掘し、創造し、発信し、未来に繋ぐ五つの事件

2017年6月~2018年9月

(画像クリックでパンフレットが読めます)


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